以前のエントリーで「社内不倫」について考察してみました。
そこでわたしは「日本の企業は不倫天国」という内容の記事を書いています。
でも、考えてもみれば不倫の横行はなにも企業にかぎったことじゃありませんよね。
ワイドショーでは年がら年中芸能人たちの不倫を報じています。
コメンテーターたちは、そういうときさもエラそうに彼らの不倫をくさしていますが、わたしにいわせれば一般人と比べて芸能人の倫理観が劣っているなんてまったく思えません。
いや、むしろ多くの芸能人は、あんなに美男美女の集うはなやかな業界で仕事をしていながらじつに抑制的に生きているんじゃないですか?
わたしには一般社会の「不倫率」のほうがずっと高いような気がしますが(笑)。
とはいえ彼らの不倫はど派手に報じられます。
じっさい派手なだけじゃなくユニークで滋味深い不倫も散見されます。
そこで今回は報道された彼らの不倫から、いくばくかの教訓を導きだし、この先もつづく中年勃起人生の指針にしてみたいと存じます。
それでは最初にご登場いただくのはこの方です。
袴田吉彦はなぜ不倫を許されたのか?
この人の不倫が発覚したのは2017年1月のこと。
つまり去年のことだったんですね。
お相手はグラビアアイドルの青山真麻(32才)。
で、同じ年の9月に奥さんだった河中あい(32才)との離婚を発表。
河中さんとは2010年に結婚し、翌11年に第一子となる女の子をもうけています。
ま、離婚の理由はいうまでもなく彼の不倫だったんでしょうね。
ってみなさんはこういうディテールを覚えていましたか?
袴田さんには悪いけどわたしはなにひとつ、覚えていなかったんです。
袴田さんの別れた奥さんの名前も、不倫相手の顏も名前も、ワイドショーで報じられていたはずの不倫のいきさつやなんかも、すべて綺麗さっぱり忘れていました(笑)。
でも、たったひとつだけ袴田さんに関して強烈に記憶していることがあります。それはあのころネット上に飛び交っていた「アパマ田吉彦」という袴田さんのニックネームです(笑)。
というのも、袴田さんは当時アパホテルのメンバーズカードを所持していて、コツコツとポイントをためるほどのヘビーユーザーだったとも伝えらていたからです。
青山真麻さんとは不倫が発覚する前年2016年の9月に出会い、同年の暮れまでに10回ホテルへ行き、そのうちの7回はアパホテルを使いポイントを貯めていた、との報道がなされました(笑)。
もちろんホテルのポイントをためることが悪いといっているわけではありません。
わたしを含む多くの人々はこのとき、たかが格安ホテルのポイントを貯めるために、不倫相手との密会場所をわざわざ格安ホテルにしたという「二重のせこさ」にあきれてしまったんですね(笑)。
で、当時のわたしは袴田さんの「不貞行為そのもの」より「わざわざ格安ホテルでセックスしてまでそのポイントを貯めたいという強烈なせこさ」の方により大きなインパクトの感じてしまい、彼の不倫にまつわるディテールすべてを忘却してしまっていたんですね。
実際みなさんもわたしと同じじゃないですか。
いまや袴田さんといったら「アパマ田吉彦」と記憶していますよね(笑)。
でも、このときの報道は一部に間違いがあったらしいのです。
じつは袴田さんは、不倫報道がなされたあとある特番の収録に参加していて、そのとき一連の「アパ騒動」を告白していたんですって。
で、そのとき袴田さんは声を大にしてこう訴えていたんですって。
「俺はアパのポイントはためていません!」(笑)
番組関係者によると袴田さんはその一点に異常なまでのこだわりをみせていたらしいです(笑)。
きっと「アパマ田吉彦」と呼ばれることがよっぽどムカついていたんでしょうね(笑)。
勘違いしないでいただきたいのですが、わたしはそういう袴田さんをバカにしたくて取り上げたわけじゃないんです。
注目しているのは、不倫報道後、「アパマ田吉彦」と呼ばれるようになってからの彼の開き直りです。
袴田さんは(人からバカにされているのを承知で)自分から「アパホテル不倫」のことを話すようによりました。
そう。それをネタにし始めたんです。
今年の正月番組では顔に女物のパンツをかぶり「変態仮面」のコスプレをしながら、自分のしくじりを告白していました。
でも、そのせいで袴田さんはなんとなく世間に許されているのです。
「不倫がバレたら叩かれる」のは我々一般人も同じです。
だとすれば我々のテーマも「不倫がバレたあと、関係者たちからどのくらい速やかに許してもらうか」にシフトしていかなければなりません。
袴田さんはそのロールモデルとして、我々に手本をみせてくれているのです。
みなさん、もし不倫がバレたとき、変態仮面となって関係者にあやまる勇気はありますか(笑)。
もし矢口真里と結婚してたら
不倫相手を自宅に連れ込み、そこで帰宅した旦那(中村昌也氏)と鉢合わせしてしまったというドラマのような展開の浮気発覚騒動で、肉食女子としてすっかり有名になってしまった矢口真里さん。
わたしはこの事件を知ってからずっと考えていることがあるんです。
本題に入る前にざっと事件をおさらいしてみましょう。
<週刊文春より>
「(事情を知る舞台関係者)事件が起きたのは、2月23日の朝。矢口は前日の飲み会から一緒だったモデルの梅田賢三を家に連れ込んでいました。しかも彼女は朝に夫が帰ってくることを知っていたんです。なのに、前日の深酒が祟ったのか、はたまた相当盛り上がったのか、二人は裸のままベッドで寝てしまっていたそうです」
そこへ予定通り何も知らない中村が帰宅。
持っていた鍵で玄関のドアを開ける………が、なぜか中からチェーンがかかっていた。
「ガチャガチャという音で矢口は目を覚まし、夫の帰宅を察するとパニックになったようです。『うわっ』『やばい、やばい』とあたふたしながらも、どうすることもできず丸裸同然の格好のままチェーンを開けてしまったとか」(同前)
中に入った中村が見たものは、ショッキングな光景だった。
「寝室はどう見ても、男女がコトを終えた後としか思えない様子だった。そりゃそうでしょ、さっきまで二人は裸で寝てたんですから。怒りに震える中村に対し、すでに釈明できる状況にない矢口はただ呆然としていたそうです」
いままでわたしは「旦那の中村さんは、予定より早めに帰ってきてしまい、それで矢口さんらと鉢合わせしてしまい騒動になったのだ」と思っていました。
でも文春によると、矢口さんは、中村さんがその日の朝に帰宅することを知っていたようですね。知ってて不倫相手を自宅に連れ込んじゃうなんて、そうとうなビッチですね(笑)。
いえ、こういうビッチな女子、わたしは好きです。
中村さんは週刊文春に対し、地方から帰るたびにベッドのカバーが新品になっていたことを、矢口さんは普段家事をしないのにおかしいと感じていたとありました。
ベッドカバーをいちいち新品に変えるなんて、矢口さんってかなり激しいセックスをなさっていたんでしょうね。カバーやシーツは矢口さんが吹きまくって潮によってぐっちょぐっちょになってしまったのだと推察されます(笑)。
<週刊文春より>
「咄嗟に裸のままクローゼットに隠れたんだって」
そう言うのは梅田の知人。
「すぐに見つかっちゃった梅ちゃんは、その場で土下座させられて、証拠の写メも撮られた。でも、事件のすぐあとはこんな大事になるとは思ってなかったみたいで、周囲に『バレた。写真も撮られちゃった』って、半ば自慢げに話してた」
事の重大さを感知してなかったのは間男だけではない。
「やぐっちゃんは親しい友人には相談していたけど、『やばーい』ってノリで『旦那には口止めしたからバレることはないと思う』とタカをくくっていました」(矢口の知人)
わたしがいつも考え込んでしまうのはこの場面です。
もし自分が地方の仕事から帰ってきて、裸同然の妻に出迎えられ、クローゼットをあけてみたらそこに裸の間男が隠れていた。
直前まで部屋でなにがおこなわれていたのかは歴然としています。
そのとき自分ならどう立ち振る舞うか。
どう振る舞うべきなのか。
<週刊文春より>
「問い詰めると、矢口は不倫を認めつつ『夫からDVを受けていて耐えられなかったから』と釈明したそうです」(テレビ局関係者)
しかし、中村と矢口の共通の友人はこう話す。
「DVなんて絶対にない。だってあそこは立場も収入も奥さんの方が上だったから。それに二人は去年まではラブラブだった。それが昨冬、矢口が元カレとメールしてるのが見つかってギクシャクし始めたんです」
<週刊文春>
村上春樹さんの著作に「女のいない男たち」という短編集があります。
その中の「木野」という短編が矢口さんの騒動とちょっと似ているんです。
ストーリーはこんな感じ。
主人公の木野が予定より1日早く地方出張から帰ってきたら、自宅の寝室でセックスをしている最中だった妻と同僚に鉢合わせしてしまう。
木野はそのまま家をでて、伯母から借り受けた喫茶店を改装し、バーを開業させる。
その店でカミタという不思議な客と知り合い、やがてカミタの「移動し続けるように」という助言にしたがって旅にでることになる。
木野が熊本のビジネスホテルに泊まって3日目の夜、「邪悪ななにか」が木野に交信をしかけてくる。
木野は懸命に邪悪ななにかに抗いながら、あることに気づく。
───おれは傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ。本物の痛みを感じるべきときにおれは肝心の感覚を殺してしまった。痛切なものを引き受けたくなかったから、その結果こうして中身のない虚ろな心を抱き続けることになったのだ。
「傷つくべきとき」とは、もちろん木野が妻の不倫と鉢合わせてしまったときです。
わたしならそのとき痛切なもの引き受ける、その覚悟が定まるだろうか。
矢口さんの夫だった中村昌也くんは、どうだったのだろう。
いつもそんなことを考えてしまうんです。
乙武さんの特大キノコ
乙武洋匡さんは1976年生まれのタレント・文筆家。現在42才。
先天性四肢切断という障害を持っているため、電動車いすを使って移動しています。
早稲田大学の政治経済学部に入学したのち出版した『五体不満足』がベストセラーとなり、このときから乙武さんは日本一有名な重度障害者となりました。
早稲田大学で出会った後輩の女性との交際を実らせ結婚したのが、2001年。
2008年には長男、2010年に次男、2015年に長女が誕生するなど、公私ともに順調であるかのように思われました。
事態が一変したのは2016年3月のことです。
週刊誌『週刊新潮』が乙武さんの不倫のすっぱぬいたのです。
「週刊新潮」の報道によると、乙武さんは2015年末にチュニジア、パリに20代後半の女性と不倫旅行を行ったといいます。
これを受け、乙武さんは、この女性の他にも5人の女性と不倫関係にあったことを認め、謝罪しています。
そして妻の仁美さんまでもが、なぜか謝罪しています。
「このたびは、夫、乙武洋匡の行動が週刊誌で報じられた件につきまして、多くのみなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております。今日に至るまで二人でしっかり話し合った結果、3人の子どもたちのためにも、あらためて夫婦ともに歩んでいくことを強く決心致しました。本人はもちろん、私も深く反省しております。誠に申し訳ございませんでした。」
不倫した本人だけではなく、妻から「反省している」と謝罪文がでるとは異例の事態ですが、この謝罪はおおむね好意的に受け入れられました。
ところが2016年の9月、乙武と仁美さんは協議離婚を成立させます。
さらに2017年8月、仁美さんは、乙武さんと不倫女性を相手取り、不貞行為および守秘義務違反(ワイドショーなどで離婚について話さないと取り決めていたが乙武が破ったため)と日常的なモラルハラスメントによって精神的苦痛を受けたとして、東京地裁に民事提訴したことが明らかになりました。
このことからわかるのは、乙武さんはじつはオラオラ系の関白で、そのうえかなり女癖が悪いってことですかね。
それにしても乙武さんってなぜこんなにもてるのでしょう。
一説では乙武さんは特大のキノコを生やしていて、それがモテる理由の一つなんだそうです。
だとするとそのキノコのせいで妻も家族も失い、国政選挙に立候補するチャンスも失くしたことになります。
やっぱり不倫の代償は大きい………。
というふうにまとめようと思ったのですが、わたしにはどうしても乙武さんが失敗したようには思えません。
だって乙武さんってモテるんだもの。
キノコが大きいんだもの。
わたしだってもっとキノコを大きくして、若い女の子にモテたいです(笑)
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